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 和様の書
 
 先日,上野の東京国立博物館で行われていた,「和様の書」展をみにいってきました。
 会場は以前,書聖 王羲之展2013.2.8の記事が行われていたところです。
 
 7月13日からでしたが,結局行けたのが終了の3日前でした。

 そのせいか,会場はひどく混んでいました。
 
 こういった大きな展覧会は,開催期間のはじめのほうに行くにかぎります。
 長い期間内で,展示作品の一部が入れ替わることもあります。今回も,お目当てのもので展示がおわっている作品がありました。
 ちょっと遅かったなあ…と反省しました。

 全ての作品をひとつひとつじっくり見るのはむずかしそう…。
 目録の中から,これはみたい,という作品にしるしを付けて,まずはそれらの作品からみることにしました。
 そうはいっても,出品総数が約150件。そのうちの約80件が国宝・重要文化財ということですから,選ぶのも大変です。

 そもそも「和様の書」とは,どういう書のことなのでしょう。
 
 今回のパンフレットに,「和様の書とは,中国からもたらされた書法を日本の文化の中で独自に発展させた,日本風の書のこと」とありました。
 その書風は,平安時代に確立したとのこと。
 その時代の代表的な能書(書の上手な人)で,「三蹟」と呼ばれる,小野道風(おののとうふう),藤原佐理(ふじわらのさり),藤原行成(ふじわらのこうぜい)という人たちがいます。この人たちの作品をとくにじっくりとみてきました。
 
 特に,藤原行成は,私が勉強している関戸本古今集の筆者と伝えられている人です。
 関連記事:かな古典の臨書
 
 彼の作品は,関戸本古今集のほかにもたくさん展示されていました。
 ”ほんもの”をこれだけたくさんみれるのは,本当に貴重なことです。

 東京に住んでいると,すばらしいものに触れる機会がたくさんあって,幸せなことだなあとつくづく思いました。

 和様の書・王羲之図録

 また,王羲之展のときもそうでしたが,展示物に関する説明がとても丁寧でわかり易いです。図録も充実しています。じっくり読むとほんとうに勉強になります。
 
 「様々な人たちにも書に親しんでほしい」という主催者の想いがあらわれていると感じます。

 今年の夏は,本当に暑くて,外に出かけるのも大変でしたね…
 でも,できるだけ時間を作って,いろいろな書道展をみにいきました。
 書をみていると気持ちが落ち着きます。
 今後も,書をみる機会を増やせたらと思います。
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[2013/09/14 10:24] | 書道展
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