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子どもの硬筆と毛筆

 最近の子ども教室の様子です。

 教室では,硬筆と毛筆の両方を交互に教えています。
 両方の基本をしっかり学ぶことが大切です。

 そして,とくに大事なのは硬筆(鉛筆)で,まず正しい文字の書き方をしっかり覚えることだと思っています。

 子どもは,はじめて墨と筆に触れると,つよく興味を示します。
 意欲のある子は,はやく筆で書いてみたいと思う。
 それはそれで,よいことだと思います。

 でも,文字本来の読み方や書き順などを知ることが,まず必要です。
 それには,はじめに硬筆でしっかり練習することが効果的なのです。
 
 鉛筆で書くことは,小さい子どももある程度慣れていて,筆で書くよりも簡単です。
 だから,書き順や形を正確に書くことに集中できる。
 慣れない筆で書くときは,ほかにも注意することが多すぎて,そうはいきません。

 鉛筆で上手に書けるようになったら,それを土台にして,つぎのステップに入る。
 つまり,筆で書く”とめ・はね・はらい”につなげていく。
 
 そして,筆で上手に書けるようになると,今度は鉛筆で書く字も上手になります。
 これは,大人にも言えることです。

 硬筆・毛筆を両方学んで,上手に書けるうれしさを感じてくれたらいいなあと思っています。
 
 次はどんな文字を書こうかな…。
 次回がたのしみです。
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[2014/02/22 11:42] | 書道教室
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 昨日(1/31),東京銀座画廊・美術館で,「第4回 うま歳生まれの書家による バレイ書会展」を見てきました。
 タイトルにもあるように,うま歳生まれの書家による書道展です。
 
 明治39年(1906年)から平成2年(1990年)までの,うま歳に生まれた書家の作品が飾られていました。

 バレイ展
 
 若手も含め,さまざまな年代の書家の作品が並ぶ中,まずは,この「バレイ書会」の創立の時代に関わってきた明治~大正生まれの大家たちの作品(遺墨=亡くなった人の書)をしっかりとみました。私の属する書道団体の創立者も,そのなかにいます。
 そのほかの作品も,すばらしいものばかりでした。
 
バレイ展2
 
 私も,うま歳生まれです。

 「この書家も,うま歳なんだあ…。」
 同じ干支というだけですが,親しみを感じてうれしくなりました。
 
 私も書道をやっていてよかったなあと思いました。
 
 12年後,私はどうしているんだろう。
 
 また,この書道展を見にこれたらいいなあ。

[2014/02/01 09:21] | 書道展
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