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吉祥寺映画館

 先日,吉祥寺の小さなシアターで映画を観てきました。
 たまにひとりで映画を観ています。

 今どきのシネコンとは違って,商店街の中にある,こじんまりとした映画館。
 座席数100~200ほどの劇場が3つある。

 外観は古めかしいですが,中はしっかり改装されていて,座席はとても座り心地がいいです。
  
 この日は,レディースサービスデーで,お安くなっていました。
 平日の朝,街の商店街はシャッターが閉まっている時間にもかかわらず,チケット売り場の前は,すでに女性客でいっぱいでした。 
 
 この日観たのは,『クロワッサンで朝食を』という作品。
 パリを舞台に,エストニア移民のふたりの女性の交流を描いた映画です。
 「エストニア」ってよく知りませんでしたが,ロシアに隣接する「バルト3国」のひとつ。

 ハリウッド映画のような派手なエンターテイメントの要素はありませんが,しっとりとした,すてきな大人の映画でした。

 エストニアという(私にとって)なじみのない国の人たちの暮らし,エストニアの人たちの目に映った「花のパリ」の風景,老人介護や人びとの孤立といった問題は,いろんな国に共通だということ,女優たちの抑えた名演技……いろいろ印象に残っています。

 ひとりで映画を観に行くのは久しぶりでした。
 充実した,いい気分になりました。

 こんな時間を作れる余裕はたいせつですね。
 
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[2013/09/29 20:06] | お気に入り
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にいにとしょどう

 上の写真は最近の私の教室の様子です。
 6才の女の子と,小5の男の子の兄妹。

 お兄ちゃんはこの日が体験レッスン。
 妹さんの方が私の教室では,少しだけ先輩です。

 (関連記事:親子で体験書道をしました。8/30の記事

 兄弟並んで集中している様子が,ほほえましい。

 「にいに,筆はこうやって持つんだよ」

 女の子は,おぼえたことをお兄ちゃんに教えていました。

 「うん,うん」と,素直に聞くお兄ちゃん。
 
 同じことを兄弟でいっしょに勉強するのは,いいですね。
 ふたりとも,この日に書いた作品をすべてもって帰りました。

 これからどんな風に成長していくのか,たのしみです。

 またいっしょに書道しましょうね!

[2013/09/28 09:17] | 書道教室
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 先日,我が家にお友だちが赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました。
 赤ちゃんは生まれて9カ月の男の子です。
 ぷくぷくしていて,とってもかわいらしい!

 赤ちゃんをだっこさせてもらって,ふと,ふたりの耳をみくらべてびっくり!

 「この子の耳の形,お母さん(お友だち)の耳とそっくりだね!」
 
 「えっ!?耳ってみんな同じなんじゃないの?」

 と,いうので,思わずデジカメで撮ってみました。
 
 子どもさんの耳
 
 (息子ちゃんの耳)

お母さんの耳
 
 (お母さんの耳)

 耳の中の溝が三層になっていて,形がそっくりです。

 私の耳
 
 ちなみにこれが赤の他人の私の耳。
 息子ちゃん・お母さんの耳とはやはりちがいます。

 お友だちにこの写真を見せると,

 「ほんとだあ!!(笑)」
 「いつも会う人から,お父さん似だね~ってばかり言われるから,耳が似てるってわかってなんだかとってもうれしい!」
 と,喜んでいました。
 
 一見,顔などの目立つところにばかり目がいってしまうけど,耳の形がそっくりなのをみると,見えないところもしっかり遺伝しているんですよね…。

 遺伝子のチカラってすごい!と思いました。
 
 よーく観察すると,ほかにもお母さんに似ているところはたくさんあるかもしれませんね。
 爪の形とか髪の色とか,外からみえないけど,胃袋の形とか…。

 また,遊びにきてね!

[2013/09/19 18:29] | 団地
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 和様の書
 
 先日,上野の東京国立博物館で行われていた,「和様の書」展をみにいってきました。
 会場は以前,書聖 王羲之展2013.2.8の記事が行われていたところです。
 
 7月13日からでしたが,結局行けたのが終了の3日前でした。

 そのせいか,会場はひどく混んでいました。
 
 こういった大きな展覧会は,開催期間のはじめのほうに行くにかぎります。
 長い期間内で,展示作品の一部が入れ替わることもあります。今回も,お目当てのもので展示がおわっている作品がありました。
 ちょっと遅かったなあ…と反省しました。

 全ての作品をひとつひとつじっくり見るのはむずかしそう…。
 目録の中から,これはみたい,という作品にしるしを付けて,まずはそれらの作品からみることにしました。
 そうはいっても,出品総数が約150件。そのうちの約80件が国宝・重要文化財ということですから,選ぶのも大変です。

 そもそも「和様の書」とは,どういう書のことなのでしょう。
 
 今回のパンフレットに,「和様の書とは,中国からもたらされた書法を日本の文化の中で独自に発展させた,日本風の書のこと」とありました。
 その書風は,平安時代に確立したとのこと。
 その時代の代表的な能書(書の上手な人)で,「三蹟」と呼ばれる,小野道風(おののとうふう),藤原佐理(ふじわらのさり),藤原行成(ふじわらのこうぜい)という人たちがいます。この人たちの作品をとくにじっくりとみてきました。
 
 特に,藤原行成は,私が勉強している関戸本古今集の筆者と伝えられている人です。
 関連記事:かな古典の臨書
 
 彼の作品は,関戸本古今集のほかにもたくさん展示されていました。
 ”ほんもの”をこれだけたくさんみれるのは,本当に貴重なことです。

 東京に住んでいると,すばらしいものに触れる機会がたくさんあって,幸せなことだなあとつくづく思いました。

 和様の書・王羲之図録

 また,王羲之展のときもそうでしたが,展示物に関する説明がとても丁寧でわかり易いです。図録も充実しています。じっくり読むとほんとうに勉強になります。
 
 「様々な人たちにも書に親しんでほしい」という主催者の想いがあらわれていると感じます。

 今年の夏は,本当に暑くて,外に出かけるのも大変でしたね…
 でも,できるだけ時間を作って,いろいろな書道展をみにいきました。
 書をみていると気持ちが落ち着きます。
 今後も,書をみる機会を増やせたらと思います。

[2013/09/14 10:24] | 書道展
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