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上野公園 3

(きれいに整備された上野公園,チェーン店のカフェもできました)

都美術館

(東京都美術館)

毎日展入口 2

(東京都美術館の会場)

 先週,「第65回 毎日書道展」を観に行ってきました。
 上野の東京都美術館と六本木の国立新美術館の,2つの会場で行われています。
 今年は,1万4千点の作品が,それぞれの会場に分けられて展示されています。全国から出品された約3万5千点の中から審査を経て入選した作品です。

 伝統的な書から現代書まで,あらゆる分野の書道を観ることができる,貴重な書道展です。

 私の作品は,今年も入選することができました。
 師事している先生のご指導を受けながら,作った作品です。
 この場をお借りして,先生に御礼申し上げます。

毎日展’13 1

 上の写真の真ん中にあるのが,私の作品です。東京都美術館に飾られています。
 2尺×6尺(61㎝×182㎝)のサイズの,かなの作品。
 縦書きに和歌一首(万葉集の歌)を書いたもの。
   
 作品については,こうすればよかった,ああすればよかった…といろいろ反省もありますが…。
 それでも,入選はうれしいこと。
 私の教室の生徒さんから,「観に行ってきました!」という話を聞くと,やはりよかったと思います。
  
都美術館 休憩室1

 都美術館 休憩室2
  
 上の写真は,都美術館内にある休憩室。
 きれいな色合いのイスと,窓から見える上野の森がとてもいい感じで,落ち着きます。
 ここでときどき休みながら,ゆっくりと館内を観て歩きました。

国立新 1

手島右卿

 自分の作品を観たあとは,六本木の国立新美術館へ。
 そこでは,さらに高い評価を受けて賞を与えられた作品が展示されています。それらの作品と,特別展示の「手島右卿の書道術ーその世界性」をじっくり鑑賞してきました。

 手島右卿(1901~1987)は昭和に活躍した書家。「少字数書」のパイオニアとして知られています。
 「少字数書」というのは,一~二文字や数文字程度の書の作品のことです。今では一般的ですが,古典的・伝統的な書の世界では,もっと多くの文字から成り立つ(文章になっている)書が一般的でした。手島は現代書道を開拓したひとりといえます。
 
 やはりすばらしかったです。
 
 手島右卿の特別展示については,書にたいする考え方などとても刺激を受けました。
 また,機会があれば,ブログで詳しく紹介してみたいと思います。  
 
 毎日書道展は,8/4(日)まで開催されています。(優秀な受賞作品は,東京展の後,全国を巡回して開催されます)
 私の書道のお仲間で,立派な賞を取られた方もいます。その作品を観に,また行きたいと思っています。

 特別展示もとてもすばらしいので,興味のある方は,ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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[2013/07/26 20:15] | 書道展
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あら、奈○ちゃん
リッケン330
お久しぶり
訪問者暦みてたら、奈○ちゃんのブログの名前が・・・
元気ですか?
たまには遊びにいらっしゃい


なしょう
 リッケン330さん,コメントありがとうございます!
 もしや!?と思いましたが,やはり^^;
 ご夫婦ともどもお元気そうでよかったです。
 また,ときどきチェックしていただけたらうれしいです。
 私も,ときどきおじゃまいたします!!

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大人といっしょ (1)
 上の写真は,最近の私の教室の様子です。
 子どもさんと大人の方が,いっしょに書道をしました。
 子どもさんは,昇級の今月の課題を練習しました。
 前回にうまく書けなかったところを練習です。

 子どもさんははじめのうちは,大人といっしょで緊張しているせいか,なかなか思うように書けない…,ちょっと落ち着かない様子。
 
 それでも慌てて指導はしません。子どもさんが自分で考えながら書くように,ゆっくりと指導しまます。

 大人の方は,早くにその日の課題を書き終えました。
 私と大人の方がお話しをしている中で,子どもさんは,一生懸命ひとつひとつの文字を書こうと努力していました。
 そういうときは,静かに子どもさんの様子もうかがいながらも,あえて声はかけません。

太陽の光 2
 
 この日,子どもさんが最後に書いたものです。
 真剣に書いていたことがしっかりと文字にも現れています。
 前回書いたものとは,ぜんぜん違うりっぱな作品ができました。
 書き終えた子どもさんは,疲れきった様子。
 でも,”最後までがんばって,うまく書けた”という満足気な表情をしていました。
 大人の方も,「すばらしいわね!」ととても驚いていました。
 
 なんといっても,最後の集中力はすばらしかった。
 集中力の大切さを感じました。
 
大人といっしょ (2)

 これから,昇級に挑戦していく中では,まだまだ指導したい課題もあります。
 でも,ひとつずつ成長しているのが,とてもよくわかります。
 それを見てると,私もうれしくなります。

 これから,少しずつ成長できるように,指導していきたいと思います。
 また,がんばりましょう! 

[2013/07/19 06:44] | 書道教室
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 先週(7/5)に,書道のお仲間といっしょに,世田谷区上野毛の五島美術館で,「日本の名蹟」,という書道展を観てきました。

日本の名跡 1
 
 五島美術館は,書道の名品の所蔵も多いためか,このような書道の企画展をときどきやります。
 以前「時代の書」(12.11/13の記事)も観に行きました。
 
 今回の書道展は,書家・古筆研究者の飯島春敬氏(1906~1996)の「春敬記念書道文庫」の中から,奈良時代から江戸時代までの,仮名と写経などの名品100点が選ばれ展示されていました。
 
 今回の私のお目当ては,平安時代中期の書,関戸本古今集(伝 藤原行成筆)です。
 私が,数年間ずっと勉強している作品です。(かなの古典の臨書,4/19の記事

 関戸本 ハガキ
今回展示された,関戸本古今集の作品の載っているハガキをお土産に買ってきました。

 以前,「時代の書」でも観たところとは,違う箇所でした。
(関戸本古今集は,断簡(「部分」「断片」ということ)で残っているのです)
 
 今回の料紙(おもに仮名を書く紙)の色は,薄い緑色。
 なんともいえない美しい色合いの料紙でした。
 展示されていたのは,私も勉強でなんどか描いた箇所です。
 ゆっくりと鑑賞しました。
 
 他にも,同じ藤原行成筆とされる別の作品や,平安の三蹟とされるほかの二人,小野道風筆,藤原佐理筆のもの展示されていました。とにかく貴重な作品ばかり。
 ひとりのコレクターが,すばらしい作品をこんなにも,所蔵してるなんてすごい…。
 すべて,その当時の「ほんもの」が観れるのです。

 日本の書は,書や料紙はもちろん,表装も観るのもたのしみのひとつです。
 ひとつひとつ味わいがあって,すてきです。
 その時代の雰囲気も感じられます。
  
 最後にもう一度関戸本古今集を観て…。
 一回では,もったいない,もう一度観にいこうかな…。
 美術館の美しいお庭を散策しながら,そう思いました。
 五島美術館 庭

 これから夏本番です。
 夏休みに合わせて,都内の美術館では,書道展や美術展がたくさん開催されます。
 暑い夏は,静かな美術館もいいですね。
 せっかく,東京に住んでいるのだから,
 また,よい作品をたくさん観にでかけたいと思います。

※「日本の名蹟」は7/28(日)まで開催しています。
 ご興味のある方は,ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 

[2013/07/14 08:38] | 書道展
[tag] 二子玉川,古典
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 以前(5/26)に,私が講師をつとめたイベント「初夏の書家」(5/30の記事)の会場となった,テラバヤシ・セッケイ・ジムショ/musubiが,雑誌『住む。』(NO,46,2013年,夏号)で紹介されています。
 建築家・寺林省二さんの自宅兼事務所。そして奥さんの眞紀さんの「くらしの道具のお店」musubiもあります。
 雑誌の特集のタイトルは,「仕事場のある,小さな家。」
 ほかの家もいくつか紹介されています。

 有名な住宅の雑誌に紹介されるようなところで,講師をしたんだなあと思うと,うれしいです。

 我が家は古い団地をリフォームしたのですが,これは寺林さんに設計をお願いしました。
 建築に興味のある夫が,雑誌で寺林さんを知り,お願いしたのです。

奈昌ブログ 住む
(雑誌の表紙)

テラコヤ 風景1
 
 上の2枚の写真は,「初夏の書家」の様子。

奈昌教室2

100_5844.jpg

 こちらは,我が家です。
 書道のお稽古はこのような感じでやっています。
 
 『住む。』記事の中に,「家のような,事務所のような,店のような」とありました。
 (眞紀さんが雑誌に寄せた文章の中のコトバです)
 
 私のウチも,住まいと,主人の書斎と,お稽古場…と。
 自分たちも,来ていただく方もここち良く過ごせるスペースになっているかな?
 私はとても気に入っています。

 実は,はじめは,自宅で書道を教える…とは考えてはいませんでした。
 でも,今こんな風に使うことになり,ステキな家にしてくれた寺林さんに感謝。
 寺林さんを見つけてくれた,夫にも感謝ですネ。

 興味のある方はぜひ,雑誌『住む。』をお手にとってみたらいかがしょうか。

[2013/07/03 09:11] | イベント
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 私は,ヨークカルチャーセンター府中で,「こども書道教室」と「おとなから始める書道教室」,ふたつの講座の講師をしています。
 昨日(6/30)のこども書道教室は,5月のGWの休講日の振替レッスンがありました。
 (おとなの教室はお休みの日でした)

 今回は,体験と見学の方がおひとりずついらっしゃいました。
 講座は,いつでも体験・見学をしていただけます。
 
 この日の体験のお子さんは,幼稚園年長さん。
 すでに小2のお姉さんが通っています。
 お母さんからお話を聞くと,お姉さんが学んでいる様子を見ていて,以前から「いっしょにやりたい」と話していたとのこと。
 私も,姉妹で書道を学びたいと思ってくれるのはとてもうれしいです。
 はじめて 硬筆 (2)

 今回は,硬筆の体験レッスンをしました。
 五十音の書き方をゆっくりと丁寧に指導しました。
 ほかのお姉さん,お兄さんのお子さんたちといっしょに,静かに書いています。
 
 ときどき先輩の子どもさんが,わからないところを教えてあげたりて…。
 小2のお姉さんは,静かに後ろから妹の様子をうかがいながら,自分もしっかり毛筆を練習していました。
 そんな子どもさんたちの真剣な姿勢が,ほほえましく思えました。

はじめて 硬筆 (1)

 最後の方はすっかり雰囲気にも慣れて,書き終えたお清書の作品をもって,とってもうれしそうでした。

 お姉さんといっしょに通えるようになったらいいですね。

 こども,おとなの教室とも,随時,体験・見学していただけます。
 お子さんが心配な親御さんは,いっしょに見学もできます。

 講座の体験・見学など,お問い合わせ・お申込みは…
 府中本町駅前 ラウンドワン地下1階
 ヨークカルチャーセンター府中
 まで,お申込みをお待ちしております。

[2013/07/01 10:00] | ヨークカルチャーセンター
[tag] 習い事 おけいこ 兄弟
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