

7/22(日)に,第64回「毎日書道院展」に行ってきました。
今年の出品は全国から3万1300点あり,そのうち入選して会場に展示されたのが,1万4000点。日本で最大規模の書道展です。
今年は,上野公園にある東京都美術館と乃木坂の国立新美術館の2会場で行われました。
まずは,自分の作品とお仲間の作品などが展示されてある,東京都美術館へ。
日曜日の上野公園は,家族連れなどでとても賑やかで,会場にもたくさんの人が来ていました。
展示作品は,漢字,かな,近代詩文書,篆刻,前衛書など,さまざま。初めて来た人は,まず,作品の多さに圧倒されることでしょう。


私の作品は,かな部門で和歌一首。6尺×2尺(182㎝×61㎝)の紙に,縦書きでつくりました。
創作のポイントは,上の部分の「はるの(春乃」の部分です。ご指導くださった先生とお話しして,「ふんわりと,春のおだやかな情景が感じられるように…」ということをめざして書きましたが,どこまでできたかなあ…。
作品づくりにあたって,先生は常々,その作品の「魅せ場(強調したいところ)」はどこなのかを意識してとおっしゃいます。
大きな作品だけでなく,半紙のような小さい作品をつくるときも,それと同じことだと。


上の写真は,東京都美術館の休憩スペースの写真です。
美術館は,耐震工事にともなって,リニューアルされていました。
イスのデザインは,以前と同じもののようですが,座面の布が張り替えられ,鮮やかになっています。とても心地の良いスペースです。
このようなスペースが,各階にいくつかあって,少しずつ色の組み合わせなどが違い,すてきだったので撮りました。(リニューアルオープン記念のポスターも,このスペースの写真が使われています)
ほかの美術館にもたいていは同じようにすてきな休憩スペースが設けられいます。日常から離れ,心地の良いところでほっとするのは,美術館にでかける楽しみのひとつです。

続いて,国立新美術館にも行きました。生誕120年を記念して,「熊谷恒子の世界」展も開催されていました。
女流かな書の第一人者として知られている方です。
かなの美しい線が表現された,すばらしい作品ばかりでした。
じっくり観ていると時間が足りなくなりました。

(パンフレットの写真のアップ。先生の作品の上にのってるネコがキュート!)

上野公園では,不忍の池を散策したり,気持ちのよい一日となりました。
身近なお仲間の作品,すばらしい受賞作の数々,一流の書家の作品…,すべてに刺激を受けて,帰ってきました。
また,来年もこの会場に展示されるような作品をつくろう!と思いました。
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おとといの朝,我が家のベランダから見た,遠くの山並みです。
右側の高い建物の脇に見えるアタマひとつ突き出た山は,「富士山」です。
我が家からは,小さくですが,富士山がよく見えます。
この時期にこれだけくっきり見えるのは珍しかったので,思わず撮ってみました。
前の日に,風が強くふき,雲が流れたせいでしょうか。
よく見ると,まだうっすらと雪が残っているようです。

そして,その日の夕方に撮ったのが上の写真です。
すっかり,夏の雲,夏の夕焼けですね。
雨が降ったり,風が強かったり,変わりやすい天気のあとの昨日は,とても暑い日となりました。
すでにわが団地では,セミの声も聞こえてきます。
これから,夏本番!ですね。
暑さに負けずに,たのしい夏にしたいなあ…。

昨日(7/10)に体験書道教室を行いました。
「孫といっしょに書道を体験したい」という方と,
「お習字は小学校以来」というおとなの方が参加して下さいました。
5才のこどもさんは,筆を持つのははじめて。
まずは,筆を選ぶところからです。
それが結構たのしそう。
大人もこどもも,まずはいっしょによこ画(「一」)の練習からはじめました。
単純なものほど難しい。
はじめのうちは,「昔は,新聞紙に練習しましたね」とか,「孫には,お習字を習うことで,集中力なども身についてくれたらと思って…」などと,話をしていましたが,どんどん真剣さがまして,会話もなくっていきました。
課題は,いくつかの文字のなかから,それぞれ選んでもらった「山」と「光」。
特にみなさんが苦労していたのは,「終筆」(線を書く最後)のところでした。
がさがさにかすれてしまったり,押さえすぎて「どすん」と下がった感じになってしまったり。
そうならないよう,少し手をそえて,力加減を伝えたりもします。
しかし最後には,練習の成果がでてきました。基本に忠実に,お名前もきれい書けて,すばらしいお清書ができました!
お名前の下に,私がそれそれの方の好きな漢字の雅印(がいん)を朱液で書き入れて,さらに作品らしくなりました。
こどもさんも,なんとか作品を仕上げることができました。お母さんへの「おみやげ」です。
あとで伺ったところによると,ご両親はこの「おみやげ」をとても喜ばれたとのこと。
「あの子がほんとにこれを書いたの?」とおどろかれたそうです。
「たのしかったわ,2回目はもうすこし,うまく書けるかしらね」などと和やかな会話をして,会が終わりました。
墨の香りを感じながら,書くことに集中する時間は,やはりいいなあと思いました。
また次回もたのしみです。
(写真は今回の教室の様子)
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しんきち 私も習ったのが先生みたいな方だったら
永く続いたのかもしれません。
やさしく、楽しく、すがすがしく、
良い書道教室ですね!
なしょう しんきちさん,あたたかいコメントをありがとうございます!
みなさんの,書道をたのしんでいる姿をみていると,とても幸せな気持ちになります。
そんな教室のことを思いながら,お気に入りの「私の机」にむかって,お手本や作品を書いています!!
これからも,たのしい教室にしたいと思います!

多摩市の両公民館にて,<夏休み・親子・孫でたのしむ>体験書道教室を開催します!!
書道の「きほん」をたのしく体験してみませんか?
夏休みのお習字・硬筆の課題の指導もいたします!
*初心者の方,大人の方も歓迎です
下記のうち,お好きな日程・場所でお申込みください。
記
①8/4(土) 午後1時半~4時半
ヴィータコミューネ7階 関戸公民館(創作室)
②8/5(日) 午前9時半~11時半
ベルブ永山4階 永山公民館(学習室)
(③7/10(火)午前9時半~もあります)
会費 お一人様1000円(子どもさんは500円)
材料費込み,道具は会場にもあります
<申し込み>前日までに下記へ
①お名前,②参加人数(大人何名,こども何名),③連絡先(必須ではありません)
をご連絡ください
秋田 奈昌
メール akita.nashoあっとgmail.com
(あっとを@に変換して送ってください)
尚,連絡先の電話番号は,たま広報7/5号,各公民館,多摩市掲示板のポスターやチラシにお知らせしています。
そちらからのお申込みも受け付けています。
多数のお申込みをお待ちしています!