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先日、お申込みがあり、体験レッスンを行いました。

小2の男の子と6才の女の子の兄妹です。「子どもにお習字を習わせたいとお教室を探していました」とお母さん。ブログで知ってくださったとのこと。

この日はお母さんといっしょにやってきました。子どもさんたちは「こんにちは」と、少し緊張した様子でごあいさつ。

私はマスクして、子どもさんとお母さんにはアルコール消毒とうがい、マスク着用をお願いしました。お教室は換気をして対策をしながら行いました。

男の子は毛筆を妹さんは硬筆の体験を希望されました。毛筆はお教室のお道具を。書く前に硯、文鎮などを触ったりて緊張をほぐします。

毛筆の体験は基本の練習から。横画(一)、たて画(Ⅰ)を半紙に書きました。硬筆は10マスの国語のノートにひらがなの練習です。

「お手本とそっくりにゆっくり書きましょう」と話しました。

体験1

小2の男の子は今回が初めて毛筆の体験です。「すみはふでにどれくらいつければいいですか?」と男の子。

「お手本とそっくりに書くにはどれくらいつけたらいいかな?まずは自分で考えてみましょう」と話すと、「はい!」元気に答えてゆっくり墨をつけて書きました。はじめは線が少し細くなりました。

次は私も少しお手伝い。男の子の手に私の手を添えて、ゆっくり筆に墨を含ませていっしょに書いてみます。

「太いところまで使って書きましょう」と指導します。もう一度書いてみます。「太くじょうずにかけた!」とうれしそうでした。大きなはなまるをつけました。

硬筆体験の女の子はひらがな50音のお手本を見ながら、真剣取り組んでしました。

「しっかりかけてますね」とほめると、お母さんを見て笑顔。お母さんは横でやさしく見守っていました。

体験6

男の子は最後に「土」いう字を上手に書いて元気いっぱいの名前を入れて終了です。

妹さんは上手に書けなかった文字をもう一度練習してお名前も書きました。

「じょうずにかけた!」と笑顔でお母さんに書いた文字を見せていました。お母さんもがんばっているお子さんたちを見てうれしそうでした。

男の子は体験後の感想にはとてもたのしかった〇をして、「じょうずにかけました」と大きな字で書いてくれました。女の子もかわいらしい絵を書いてくれました。

「まずは上の子どもから続けたいです」とすぐにご入会を希望されました。

下の写真は体験レッスンから2週間後、入会した男の子のお教室の様子です。同じ学年の小2の男の子といっしょに真剣にお稽古しています。

このもうひとりの小2の男の子も、以前から通っているお姉さんの紹介で最近入会したばかり。

上手に書けたときにはお互いに「○○くん上手だね」「ありがとう」と会話を交わしていて、その様子が大変ほほえましい。

最近の

学校が違うお友だちとこうやって書道するのはよい経験で、当教室のような書道の習い事ならでは。

これからもなかよくたのしくお稽古しましょうね。


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[2022/11/29 21:12] | 体験教室
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先月、当教室では珍しいお客さまの体験レッスンを行いました。

高1の女の子、中3の男の子とお母さんのご家族3人なのですが、夏休みでイギリスから帰省している間に家族で書道を勉強したいと連絡を頂いたのです。ブログで私の教室を見つけてくださったとのこと。

今回は帰国していらっしゃる間の3週の3回の体験ブログラムを考えて行うことにしました。

1日目は楷書の基本練習。
2日目は楷書で半紙にひと文字書く。
3日目は最後に夏休みの思い出、書きたい文字をうちわに書く。

体験初日。「こんにちは」と元気な声でやってきました。お子さんたちは少し緊張した様子でした。「今回はよろしくお願いいたします」とお母さん。

「先日みんなで大きな書道展を見て自分の好きな書の写真を撮ってきました。こんな字が書きたいです」とお母さんと娘さんはスマホで撮った写真を見せてくれました。

皆さんの体験レッスンに対する前向きな気持ちが伝わってきました。

「すてきな作品ですね。よい書を書いて夏休みのたのしい思い出にしましょう」とあいさつを交わしました。

お道具はお教室のものを使いました。硯や文鎮、筆置きなどの名まえをクイズにしたりしました。皆さん興味深そうに触っていました。
イギリスではときどき学校や地域のコミュニティなどで書道をする機会があるとのこと。そのときは簡易なお道具を使っていると話していました。
 
 きほん

まずは楷書の基本練習(横画一、縦画二)の練習からです。中3の男の子は左ききですが、今回は右手書くことに挑戦しました。「お手本とそっくり書いてみましょう」と話すと真剣に取り組んでいました。

「え、線が細くなってしまう」
「あ、できない」
「線が曲がってしまう」など親子の会話が聞こえてきます。

上手にできないときは、「もう少し墨をつけましょう。左手でしっかり半紙を抑えて姿勢を正しく」などと指導します。

だんだんとお手本の線に近づきました。上手に書けたところに大きくはな丸をつけると
「うれしい」とお母さん。
「お母さんいいなあ」と息子さん。
たのしそう。

初日の最後には「土」という字を書いて名前を入れて終了です。

左ききの息子さんは、「ああ難しかった」という言葉が。「でも、上手に書けているよ」とお母さんに褒められてうれしいそうでした。

「たのしかったです。また次回もよろしくお願いします」

無事に終わりました。

2日目。
基本練習の復習と半紙に楷書で一文字書く練習です。書く文字は「永」です。「永」という字には書道の八つの画の基本要素が入っていて、「永字八法(えいじはっぽう)」と言われる書道の指導に練習する課題です。

まずは前回の基本練習の応用編。縦画、横画の太い線と細い線を書く練習です。

どうしたら線が太くなるのか、細くなるのか。筆のはら(太いところ)までしっかり使うこと、筆の軸の傾け方などをときどき説明しました。

迷っているときは書いている筆に手を添えていっしょに筆を動かします。よい線が書けると、「へー、すごい。上手に書けました」と笑顔が見えました。

そして最後に「永」をいう字を最後に書いて終了です。皆さん、少しずつ教室の雰囲気にも慣れて充実した表情が見えました。
 
 永字八法

「次回はうちわに書ききます。書きたい文字は漢字でもひらがなでもよいです。考えてきてください」と伝えました。「何を書こうかなあ」と話していました。

最終日。うちわに自分の好きな字を書きます。

「書きたい文字を考えてきましたか」と聞くと、「はい!」と3人。

まずは前回の復習と漢字の成り立ちについて少し話しました。「漢字は、楷書、行書、草書、とありますが、どれが先に書かれたしょう」と質問。

「楷書?」という声が聞こえてきました。

「実は、(隷書)、草書、行書、楷書」の順番なんです」と書道の資料を見せて説明すると驚いた表情を見せていました。

いよいようちわに文字を書きます。

何という字を選んだのかと聞くと、
お母さんは、「朗、ほがらか」
中3の息子さんは、「蝉」
高1の娘さんは、「汗も」でした(笑)
それぞれ日本の夏の思い出の言葉とのことでした。

いままでも何度かこのような体験レッスンをしましたが、選んだ言葉がじつにユニークなものも。これは海外に住んでいる方ならではなのかなあと思いました。

私が皆さんが書きたい字のイメージを聞き、お手本を書きました。そしてうちわのサイズに切った紙に練習しました。「お手本はあくまで参考です。たのしく自由に書きましょう」とお話ししました。

「蝉はひらがながいいかな、カタカナもおもしろいかな」とか、「汗も、と書きたいけどバランスが難しい」など楽しそうな会話が聞こえてきます。私もうれしくなりました。

 うちわ2

 うちわ1

最後にはうちわ用の紙にお清書して終了です。飾り用も印も押しました。皆さんステキなうちわができました。

家族それぞれの作品をながめながらうれしそうでした。最後にみんなでうちわを持って記念に写真を撮りました。お稽古していた生徒さんともなかよくいっしょに。

 うちわ

 記念写真

終了後、アンケート用紙に皆さん「とてもたのしかった」に○をつけて、次のように感想を書いてくれました。

 かんそう

「先生はとてもやさしくて、いっぱいほめてくれたから楽しくできました!いっぱいかんちがいしていた事もなおしてもらいました。
これからも習字を楽しみたいです」高1の娘さん。かわいいイラストも描いてくれました。

「左手でも上手にできて、楽しかった」中3の息子さん。

「書道をイギリスでも続けていきたいです。とてもわかりやすくて、丁寧に教えてくださり毎回楽しかったです。ありがとうございました。
筆をいっしょに持って字を書いてくださったときは、筆の動かし方が全く想像しなかったもので、感動しました」とお母さん。

大変うれしいです。

家族でいっしょに書道を学ぶのはいいなあと思いました。皆さん短い期間で上手になりたい、きれいな字を書きたい、書道のことを知りたいと思う意欲と真剣に取り組む様子が印象的でした。皆さんの学ぶ姿勢に刺激を受けました。

そのあと、「また日本に帰ったときは書道をしたいです」と連絡がありました。

夏のよい思い出になりました。またこのような機会を作りたいと思います。

[2022/10/22 08:17] | 体験教室
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先日、体験の方がありました。高校1年の女子の生徒さんです。

現在通ってくださっている高校生の生徒さんの小学校のときのお友達です。「○○くんの紹介で書道を体験したいと思いました。受験で書道を選択しています」とのこと。

この日はご自分のお筆を使って行いました。

高校生体験1

まずは基本の練習から始めました。横画(一)、たて画(Ⅰ)を半紙に書きました。姿勢正しく丁寧な筆運びです。

上手く書けなかったところはもう一回。「筆の軸をもう少ししっかり持つと安定しますよ」とアドバイスをします。さらによい線が書けました。上手に書けたところに大きくはなまるをつけると、うれしそうに微笑んでいました。

最後は、「永」という字をお清書して終了です。お名前も丁寧にしっかり書けました。

 体験6

感想用紙のアンケートには「とても楽しかった」という選択肢に丸をつけて、丁寧に感想を書いてくださいました。内容を少し紹介します。

「学校では、コロナの関係で書道の先生から直接教えてもらえなかったので、今日は手直してもらったり、ほめてもらったりしながら、書けてすごく楽しかったです。短時間で、永、という字も名前も上手く書けるようになって、うれしいです」

 感想文1

真剣に、楽しそうに書いているのが印象的でした。終わったあとも笑顔があり、私もうれしくなりました。

体験レッスンの後、その場でご入会を希望されました。これからも丁寧な指導を心掛けたいと思います。

またいっしょに楽しく書道をしましょうね。

[2022/08/30 17:59] | 体験教室
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12/26(日)と1/4(火)に、永山公民館(ベルブ永山)で、「親子・孫でたのしむ 書道ワークショップ」を開催し、講師をつとめました。それぞれの回にひと組ずつ親子のご参加がありました。

掲示板

初めの回にいらしたのは小2の女の子とお母さんです。学校から出された冬休みの宿題を仕上げたいというので、硬筆(鉛筆)の書初めの課題を指導しました。

お母さんも、「普段書く字が上手になりたいと思っているので、いっしょにやりたいのですが」とのこと。そこで、娘さんと同じ課題をいっしょに書くことをおすすめして、お母さんも参加。
 
ワークショップ

課題は、B5の縦の用紙に1行10文字程度が6行です。まずはお手本を見ながら1行だけ書いてみます。

 ワークショップ3

書き終わると、「○○ちゃん、正という字が私より上手。以外とむずかしいですね」とお母さん。「月がうまくいかなかった」と娘さん。親子のたのしい会話が聞こえてきます。

上手に書けなかったところを直しながら、ゆっくりと次の行の文字に進んでいきます。簡単な漢字やひらがなもきれいに書くのはむずかしいことです。文字の書き順や形、扁と旁のバランスなどを知ると文字が整うことなどを指導しました。

 ワークショップ2

お二人とも真剣に課題に取り組んでいました。最後に全部の文字をお清書して丁寧に名前も書いて終了です。

お母さんからは、「名前の文字のバランスを取るのがむずかしかったです。久しぶりに娘といっしょにじっくりと時間を過ごせてよかったです」との感想をいただきました。

女の子は「わからないとことろをていねいにおしえてもらって、じょうずに書けました」とのこと。感想用紙にあるアンケートには親子で「とてもたのしかった」に〇を付けてくれました。

2日目の回には小3の女の子とお母さんが参加されました。

 ワークショップ2

娘さんの冬休みの書初めの課題は、半紙の大きさに毛筆で「正月」。お母さんもいっしょの課題を書くことに。書道は中学生のころ以来久しぶりだそうです。

はじめはお道具の名前を知ることから。私が「筆を置くものは?墨液を入れて筆を整えるものは?」と質問すると、
「筆おき?硯!」と女の子。
「硯の平で筆を整えるところは?」
「陸?」とお母さん。
親子で質問に答えていきながら緊張をほぐしていきます。

まずは楷書の基本の横画(一)、縦画(Ⅰ)の練習から始めました。
 
 ワークショップ4

女の子とお母さんはときどきお互いの書いたものを見くらべながらたのしそうに書いていました。

基本の練習は上手に書けました。私が合格!と朱墨で書き入れるとお二人に笑顔がこぼれました。

いよいよ課題文字「正月」に取り組みます。私がまずはお手本を書きます。そのお手本を見ながら真剣に筆を運ばせます。最後にお名前を丁寧に書き入れて終了です。

 ワークショップ3

お母さんは娘さんの作品を見て「上手に書けたね」とほめると、娘さんも満足気な笑顔を見せていました。

感想用紙のアンケートではお二人とも「とてもたのしかった」に〇を付けてくれました。
 
お母さんからは「とてもやりがいを感じられて楽しかったです」との感想をいただきました。娘さんはワークショップの様子をかわいらしい絵で描いてくれました。

 かんそう1

今回のワークショップでは、親子でいっしょに同じ課題に取り組みました。小2や小3の課題であっても、上手に書くのはじつは大人にてってもむずかしいです。

みなさんが仲良く親子で取り組む様子は、大変たのしそうでした。親子で同じことに挑戦するのはいいことだなあと思いました。

参加してくださった皆さんありがとうございました。またこのような機会を作りたいと思います。


[2022/01/05 17:08] | 体験教室
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12月26日(日)、1月4日(火)、多摩市永山の永山公民館(ベルブ永山、永山駅徒歩約5分)で、「親子・孫でたのしむ 書道ワークショッ、プを開催いたします。
講師は私、秋田奈昌です。

 ベルブポスター
 (ベルブ永山 掲示板)

楷書の基本を丁寧に指導いたします。 お正月に自分の書を飾ってみませんか。

お子さんやお孫さんといっしょに、また子どもさんおひとり、ご兄弟、お友だち同士のご参加も大丈夫です (大人の方おひとりの参加は不可)。初心者、歓迎です。

小学生の冬休みの書き初め(硬筆・毛筆)の宿題の指導もいたします。

書道を体験したい方、冬休みの宿題を仕上げたい方はぜひこの機会に体験してみてはいかがでしょうか。

関連記事:冬の体験教室

日時 ①12月26日(日)  9:00~11:00
    ②1月4日(火)   14:00~16:00  
会場 ベルブ永山4階 永山公民館
    ①創作室 ②学習室
会費 お一人様1000円 子どもさん半額500円 (材料費込み)
   (大人の方お一人の参加は不可)
    
※道具は会場にもございます。
 
ご参加希望の方は、前日までに下記まで、①参加希望日②お名前、参加人数(お子さんの学年)③ご連絡先(電話・メールアドレス)をご記入の上、お申込みください。
 
申込先 書道サークル奈昌会
メール akita.nasho(あっと)gmail.com
   (あっとを@に変換して送ってください)
 
なお,会場のベルブ永山にはこのイベントのポスターやチラシがあり、そこに連絡先(携帯番号)も記載しております。そちらからのお申込みも可能です。

ご参加をお待ちしております。

[2021/12/07 09:27] | 体験教室
[tag] 書初め
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