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 先日,ある大きな書道展に出品する,古典の臨書の作品を書き終えました。
 関戸本古今集(せきどぼんこきんしゅう),伝藤原行成筆です。
 この古典は,数年間ずっと勉強しているものです。
 今回も,先日3/30に紹介したもうひとつの作品と平行して,師事している先生に指導を受けながら作りました。
 
 上の写真のように,この古典を清書する専用の料紙8枚に書いたものを,上下に4枚ずつ並べます。
 1枚の料紙に4首~6首ほどの和歌を書いています。1枚に16行~18行になります。
 和歌の説明文なども入っている箇所もあります。
 仕上がりのサイズは2尺×6尺(61㎝×182㎝)の横長作品です。
 臨書は,古典の文字をできるだけそっくりにまねて書きます。
 古典の内容もしっかり理解して,間違えのないように。
 歌が途中で切れたりせず,意味が通っているかなど,しっかり確認します。
 あたりまえだと思われるかもしれませんが,そういう間違いも起きることがあるのです。 
 
 上の写真の料紙は色ちがいになっています。1枚ずつの料紙を8枚並べたときに,遠くから見ても,全体が美しく見えることにも気をくばりました。

 同じ作品を何度か作っていると,書くたびにその古典に向かう気持ちが変わります。そして「まねる」たのしさがわかってきます。

 かなの臨書は,大きな文字の作品づくりに比べると地味な作業です。
 でも,少しでも「お手本に近づけた」と感じるときは,うれしいです。
 そして,古典の文字をしっかりと習得することは,大きな紙に書くときに生きてくるのです。
 先生は常々,「古典はとても大切」とおっしゃいます。

 これからも,この関戸本古今集をもっともっと書いていきたいと思いました。
 
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[2013/04/19 18:07] | 書道教室
[tag] 俳句 万葉集 色紙
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